税務署、隣の市にしかない。一度も行かずに納税証明書(その3)を取った話
夏休みに入ってすぐ、夫が言いました。
「2週間後に、永住権の申請で入管に行きたいんだ」
そして、渡されたのが書類リスト。配偶者である私が用意するものが、何点か並んでいます。
職場に作ってもらう書類、あり。役所に取りに行く書類、あり。そして——
「税務署に取りに行く書類」
税務署? どこにあるのよ?
調べてみたら、住んでいる市には税務署がありませんでした。隣の市まで行かなければならない。
「なんでもっと前もって言ってくれないの?」
夫に、思わず言ってしまいました。
全部読む時間がない人へ(先に結論だけ)
- 永住権申請には、国税庁発行の納税証明書(その3)が必要(5税目まとめて、未納がないことの証明)
- 住んでいる市に税務署がなく、隣の市まで行かなければならないことが判明
- 仕事をしながら、窓口に行ける日はほとんどなかった
- e-Taxならオンラインで申請、PDFで受け取り、窓口に一度も行かずに完結した
- 体感2〜3日で完了。郵送だったら1週間はかかっていたはず
- ただし1つ落とし穴あり:通知の受け取り設定を先にしておかないと、届いたことに気づかない
なぜ「納税証明書」が必要だったのか
夫は永住権を申請中です。配偶者である私が用意する書類の中に、納税証明書(その3)というものがありました。
これは、国税庁(税務署)が発行する証明書で、対象は5税目——源泉所得税及び復興特別所得税、申告所得税及び復興特別所得税、消費税及び地方消費税、相続税、贈与税——について、証明日時点で未納がないことを証明するものです。期間の指定は不要。1枚で5税目分がまとめて証明されます。
似たような書類に「住民税の納税証明書」もありますが、こちらは市区町村発行。私が今回つまずいたのは、国のほうでした。
(※2026年7月時点の制度です。永住許可申請の必要書類は個々の状況で異なるため、最新情報は出入国在留管理庁の公式サイトでご確認ください)
税務署、どこにあるのよ?
「税務署に取りに行く」と書いてあったので、当然、近くにあるものだと思っていました。
調べて分かったのは、住んでいる市には税務署がなく、隣の市まで行かなければならないということ。
しかも、私は仕事をしています。平日の日中に窓口へ行ける日は、正直、ほとんどありませんでした。
書類が揃わなければ、申請そのものができない。夫に「なんでもっと前もって言ってくれないの?」と言ったのは、この瞬間です。
e-Taxで、一度も税務署に行かずに取った
結論から言うと、窓口には一度も行っていません。オンラインの e-Tax で申請し、PDFで受け取りました。
実際にやった手順です(今は文章だけですが、いずれ画面のスクリーンショットも足したいと思っています):
- マイナンバーカードでログイン。e-Tax(またはe-Taxソフト WEB版)に、マイナンバーカードと暗証番号(4桁)でログインします。カードリーダーの代わりにスマホでも読み取れます。
- 「証明書等の交付請求」から、納税証明書の申請画面へ進みます。
- 証明書の種類で「その3」を選択。5税目分をまとめて請求できます(対象期間の指定は不要)。
- 受け取り方法は「電子(PDF)」を選択。窓口や郵送で紙の証明書を受け取ることもできますが、今回はPDFにしました。
- 手数料を、ペイジー対応のネットバンキングでオンライン決済。窓口で受け取るより安く済みます。
- 手続きはここで完了。あとは通知を待つだけ——のはずでした。
落とし穴:通知に気づかなかった
ここが、正直に書いておきたい部分です。
申請が終わったあと、結果はスマホの通知やメールで来るものだと思い込んでいました。でも、私はその通知を受け取る設定をしていなかったんです。スマホにも、メールにも、何も来ませんでした。
3日目になって、自分からe-Taxのメッセージボックスを確認しに行ったら——もう届いていました。もしかしたら、2日目にはもう用意されていたのかもしれません。
(申請すると、通知の受け取り方法を選べる画面があります。ここでスマホ通知やメール通知を有効にしておくのを、強くおすすめします。私はしていませんでした)
2〜3日。郵送だったら、1週間はかかっていた
公式サイトには「◯日で届く」という明記はありませんでした。だから、これは私の実体験としての数字です。
申請から、PDFが用意されているのに気づくまで——体感で2〜3日。
郵送で紙の証明書を取り寄せていたら、往復であと1週間近くはかかっていたはずです。仕事をしながら、隣の市の税務署まで行ける日を探すことを考えたら、e-Taxを選んで本当によかったと思っています。
「良かった、間に合った」
初めて取り寄せる種類の書類だったので、正直、どのくらい時間がかかるのか分かりませんでした。もしかしたら、これが一番時間のかかる書類になるかもしれない——そう思っていたくらいです。
数日で準備できているのに気づいたとき、頭に浮かんだのは、ただ一言でした。
「良かった、間に合った」
夫に伝えました。
「私、書類の準備できたわ。褒めて」
そのまま、2人で少し踊りました。
同じ境遇の人へ
- 住んでいる市に税務署がない人は、まずe-Taxを検討する。隣の市まで行く時間を節約できます
- 納税証明書(その3)は、マイナンバーカードがあればオンライン申請できる
- PDF受け取りなら、窓口も郵送も不要。手続きは自宅で完結します
- 通知の受け取り設定は、申請の時点で必ず有効にしておく。私のようにスマホにもメールにも気づかない、を避けられます
- 手続き系の予定は、早めに教えてもらう。これは、私から夫への、今も変わらないお願いです
追伸:夫の永住権の続報——申請から結果が出るまで——も、また別の記事で書きます。
※制度・手続きは2026年7月時点のものです。最新情報は国税庁・出入国在留管理庁の公式サイトで必ずご確認ください。
これは私たちの個人的な体験談であり、法律・税務アドバイスではありません。具体的な手続きは、必ず所轄の税務署・出入国在留管理庁にご確認ください。
参考(公式情報)