失業手当中の副収入、どこまで申告? ハローワークでライブ配信の投げ銭を聞いてみた
地方に移住して、私はいま失業中です。
またハローワークに来てしまった。
結婚してすぐ、夫婦で無職になってハローワークに通ったことがあります。あのときは「夫婦で新婚ハローワークツアー」みたいな状態でした。
(そのときの夫の側の話はこちら:アメリカでは「自分から辞めたらゼロ」。日本でアメリカ人夫が失業手当をもらった話 →)
今回は、私ひとり。
でも窓口で、国際結婚カップルらしき2人を見かけました。
どうやら、離職理由について相談している様子でした。会社からは自己都合退職として書類が出ているけれど、本人たちは会社都合ではないかと考えているようでした。
ああ、もうこの情報はかなり広まっているんだな、と思いました。
失業手当の受け取り方。 離職理由の確認。 有期雇用の契約更新なし。 会社都合か、自己都合か。
こういう情報は、外国人配偶者や日本で働く外国人にも、少しずつ届いているのかもしれません。
でも今回、私が書きたいのは「失業手当をどう多くもらうか」ではありません。
むしろ逆です。
知らないうちに、不正受給にならないための話です。
全部読む時間がない人へ(先に結論だけ)
- ハローワークは怖い場所ではありません。聞けば教えてくれます。
- でも、聞かないと教えてもらえないこともあります。
- 副収入・手伝い・配信・投げ銭がある人は、自己判断せず窓口で確認した方が安全です。
私が気になったこと
私はライブ配信をしています。
毎月たくさん稼いでいます。
……と言えたらかっこいいのですが、現実はそうではありません。
ときどき、投げ銭があります。 そして月末に、銀行口座へ振り込まれます。
金額は大きくありません。
でも、失業手当を受ける立場になると、急に気になりました。
これ、申告するの?
投げ銭って、収入? 趣味の延長? 副業? 労働? 配信した時間も書くの?
こういう細かい話、ハローワークの人から先に聞いてくれるわけではありません。
「ライブ配信していますか?」 「投げ銭ありますか?」 「銀行振込ありますか?」
そんな質問は、向こうからは来ませんでした。
だから、自分から聞きました。
窓口で聞いてみた
「あの、ちょっと聞きたいんですが」
ハローワークの窓口で、私は言いました。
「ライブ配信をしていて、ときどき投げ銭があります。月末に銀行口座へ振り込まれるんですが、これは申告が必要ですか?」
窓口の方は、少し止まりました。
たぶん、よくある質問ではなかったのだと思います。
「少々お待ちください」
そう言って、上司の方に確認しに行きました。
こちらには詳しい会話までは聞こえませんでしたが、「配信で収益があるそうです」というような話をしている雰囲気でした。
しばらくして、戻ってきました。
「銀行口座に振込があれば収益になるので、必ず報告してください」
とのことでした。
ああ、聞いてよかった。
本当にそう思いました。
収益がなくても、時間は書く?
さらに説明されたのが、配信した時間についてです。
収益がある場合は、もちろん申告。 でも、収益がなくても、配信していた時間は書く必要があると言われました。
ここで出てきたのが、4時間以上か、4時間未満かという話です。
私の理解では、失業認定申告書では、働いた日や内職・手伝いをした日を書く必要があります。 そして、1日の作業時間が4時間以上か4時間未満かで、扱いが変わることがあります。
さらに、週20時間以上働くと、そもそも「失業の状態ではない」と判断される可能性があるとのことでした。
ここは人によって状況が違います。
アルバイトなのか。 内職なのか。 手伝いなのか。 配信なのか。 収益があるのか。 収益がないのか。
私は専門家ではないので、断定はできません。
でも少なくとも、私の場合は「収益があるかどうか」と「配信していた時間」を申告するよう説明されました。
「時給」の紙を渡された
最後に、窓口の方から書類を渡されました。
そこには、私の失業手当の金額をもとにした「この金額を超えると支給対象に影響します」というような説明がありました。
これは人によって変わるそうです。
失業手当は、全員同じ金額ではありません。
だから、同じ副収入でも、人によって扱いが変わる可能性があります。
私はその紙を見て、思いました。
これは、ネットで誰かの体験談だけ読んで判断するのは危ない。
手伝いも申告?と正直思った
ハローワークの説明を聞いていて、正直こう思いました。
アルバイトなら分かる。
でも、手伝いも? 収益が出ていない配信時間も? どこから分かるの? 本当に3倍返しになった人っているの? 言わなきゃバレないのでは?
たぶん、そう思う人は多いと思います。
でも、ここで大事なのは「バレるかどうか」ではないのだと思います。
失業認定申告書は、自分で申告する書類です。
あとから銀行振込、確定申告、雇用保険や社会保険の手続き、その他のお金の流れと合わなくなったときに、説明できるかどうか。
そこが大事なのだと思いました。
「少額だから大丈夫」 「趣味だから大丈夫」 「収益が不安定だから大丈夫」
そう決めつける前に、一度聞いた方がいい。
その方が、あとでずっとラクです。
不正受給になるとどうなるのか
ハローワークでは、不正受給についても説明があります。
代表的なのは、失業認定申告書に事実と違うことを書く、働いたことや収入があったことを申告しない、などです。
不正受給になると、受け取った失業手当の返還だけでなく、追加で納付を求められることがあります。いわゆる「3倍返し」と言われるものです。
この言葉、かなり怖いです。
もちろん、実際にどう判断されるかはケースによります。 私は法律の専門家ではありません。
でも、怖いからこそ、聞いた方がいい。
窓口で正直に聞くこと自体は、怒られることではありませんでした。
少なくとも私の場合は、窓口の方が上司に確認して、どう書けばいいか説明してくれました。
国際結婚家庭こそ、聞いた方がいい
国際結婚家庭や、日本で働く外国人配偶者にとって、日本の制度は分かりにくいです。
失業手当。 離職理由。 自己都合。 会社都合。 有期雇用。 失業認定申告書。 内職。 手伝い。 副収入。
日本語でも難しいです。
英語で調べても、情報が断片的なことがあります。
だからこそ、制度を知らずに損してほしくない。 そして、知らずに危ない橋を渡ってほしくない。
ハローワークは怖い場所ではありません。
でも、聞かないと教えてもらえないことがあります。
受給額が少し減るかもしれない。 申告書を書くのが面倒になるかもしれない。 「それは書いてください」と言われるかもしれない。
それでも、あとで不正受給になるよりずっといい。
私はそう思いました。
まとめ
失業手当中に、副収入がある。 ライブ配信をしている。 投げ銭がある。 noteやブログ収益がある。 フリマアプリで継続的に売っている。 家族や知人の仕事を手伝っている。
こういう場合は、自己判断しない方が安全です。
「これは仕事じゃないと思うんですけど」 「収益は少ないんですけど」 「趣味なんですけど」 「銀行振込があります」 「作業時間があります」
そのまま窓口で聞けばいいと思います。
私は聞いてよかったです。
失業手当は、生活を立て直すための大事な制度です。 だからこそ、正直に使いたい。
参考(公式情報)
(制度の数字は ※2026年6月時点での私の理解です。4時間・週20時間・不正受給の扱いなどは、地域や個別の状況で異なります。最新は管轄のハローワーク/公式情報で必ずご確認ください。)
これは私の個人的な体験談であり、雇用保険・法律・税務アドバイスではありません。具体的な判断は、必ず管轄のハローワークや専門家に確認してください。
もっと読む